IPOはなぜ上がるのか?【理解してから投資をしましょう】

IPO なぜ上がる

最近、IPOがとても人気です。
初心者でも理解しやすい単純な投資で、なおかつ儲かる可能性が高い。

多くの投資家がIPOの抽選に参加しています。
投資に詳しくない人でも、なんとなく「IPO=儲かる」みたいなイメージがあると思います。

ある程度は正しい認識です。もちろん、損をする可能性もあるので絶対ということはないですが、IPOに当選すれば儲かることが多いです。

 

ですが、IPOがなぜ上がるのかを理解していますか?

「そんなこと知らなくても、、」と考える人もいると思いますが、投資をする対象のことはよく知っておくべきです。IPOに限らず、投資は理解した上でやるべきだと思っています。

自分が必死に稼いだお金を使うわけですから、しっかりと調べて納得した上で投資をするようにしましょう。

 

本記事では、IPOがなぜ上がるのか。そして、IPOのリスクについてお伝えしていきます。

初心者でもわかるように丁寧に説明するので、ぜひIPOへの理解を深めてください。

IPOはなぜ上がるのか?

IPO なぜ上がる

IPOは注目度が高いから上がる

では、IPOがなぜ上がるかについてお話ししていきます。

IPOが上がる最大の理由は、注目度が非常に高いからです。

 

IPOは、新規上場のこと。

1つの企業が新たに株式市場に参加することを意味します。これは投資関係者にとってはビッグニュース。

投資家としても、新しい企業に投資をできるようになるということですから、必然的に注目が集まります。

しかも、上場する会社というのは、資金調達を積極的に行って事業を拡大していくことが目的である場合がほとんどです。つまり、今後大きく成長していくかもしれない企業なんです。

企業が成長すれば株価は上がりますから、早い段階で株を買っておいて、成長するのを待つ投資家もたくさんいます。

こんな理由で、投資家から注目を集めます。

 

また、冒頭でもお話しした通り、IPOはかなりの確率で儲かります。

初値(上場して最初につけた株価)がいくらになるかとても注目されます。値動き次第で買おうとしている人も多く、多くの投資家がIPOの値動きを追っています。

うまくいけば1日で大儲けできる可能性もあるので、取引をしようと狙っている人が多いんですね。

このように注目度が高まると、売買が活性化されます。IPOで落選してしまった人も取引に参加しようと思っているので、買いの注文が入りやすくなります。

買いの注文が入るということは、株価は上がるということ。

こんな理由で、IPOは上がります。

IPOは「需要>供給」だから上がる

IPOが上がる理由をもう少し深掘りしてみます。

端的に言い表すと、「需要>供給」という構図が重要。

IPOに限らず、株価は買いたい人が売りたい人よりも多ければ上がります。逆に売りたい人が買いたい人よりも多ければ下がります。

これは株価に限った話ではなくて、全てのモノに当てはまる原理ですね。

前述の通りで、IPOはたくさんの投資家の注目を集めるため、買いの注文が入りやすくなっています。

つまり、需要が多いということ。

 

一方で、数には限りがあります。IPOで売り出しをする株数は決まっていて、数もそこまで多くない場合がほとんどです。

つまり、供給が少ないということ。

 

まとめると、需要が多いのに供給が少ない。だから株価が上がるのです。

とても当たり前の話ですが、これがIPOが上がる理由です。

人気な銘柄になればなるほど、需要は増えるので、株価が上がり安くなるという仕組み。

IPOは必ず上がるわけではないので注意

IPO なぜ上がる

IPOは公募価格割れのリスクもある

ここまで、IPOがなぜ上がるかについてお伝えしてきました。

IPO=儲かるという前提で話をしてきてしまったので、リスクについても話をしておきます。

理解している人も多いかもしれませんが、IPOは必ず上がるわけではありません。
せっかく当選してワクワクしていても、結局損になってしまうこともあります。

 

損になるのはどういう場合かと言えば、初値が公募価格を下回ってしまう時ですね。

公募価格は、IPOに当選した人が、その株を購入する時の値段。
初値が公募価格を下回ることを、公募価格割れといいます。

例えば、公募価格が1000円だとして、100株当選したとします。1000円✖️100株で10万円でIPO株を購入することになりますね。この株の初値が900円になったとします。すると、初値売りをした場合には、900円✖️100株で9万円にしかならず、1万円の損。実際は売却手数料もかかっていますが。

IPOはこういうことが起こり得ます。

 

頻度としては多くありませんが、必ずしも儲かるわけではないので注意が必要。

損をするリスクも理解した上で、投資をしてください。

IPOの初値は事前に予想サイトで見ておきましょう

「損をするかもしれないと言われても、どのIPOに申し込めばいいのかわからないし、、」という人がいると思います。

事前に値上がりするかどうか、確定的なことは分かりませんが、予想をすることは可能です。

 

予想をするといっても難しいことではなく、IPOの予想サイトを見るだけ。

IPOの発行株数や事業内容、業績、誰が売り出しを行うか、などの条件から予想をしてくれているサイトがたくさんあります。

「〇〇(IPO企業名) 評価」とか「〇〇(IPO企業名) 初値予想」とかでググればすぐに出てきますよ。

評価を見て、値上がりしそうな銘柄を見つけたら抽選に申し込みましょう。

 

ただ、評価が高いということは人気な銘柄であるため、当選する確率も低くなってしまいます。逆に、評価が低いものは倍率が低いので当選確率は高いです。

事前評価が低くても値上がりすることも割とあるので、それを狙って低評価のIPOに申し込みをする人もいますね。これはその人の考え方次第です。

 

まとめると、IPOは必ず上がるわけではなく、事前の予想も確実ではないということ。

とはいえ、IPOは2020年後半~2021年前半で49社連続で初値が公募価格を上回っているので、やはり儲かる可能性が圧倒的に高いです。

IPOについて理解して、投資を楽しんでください。

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