IPOに申し込み、購入するに当たって抽選資金を用意する必要がある場合があります。
抽選への参加経験がないと、いくら必要なのかわかりませんよね。
当記事では、IPOの抽選に参加する際に必要となる目安金額や、資金が少ない場合におすすめな証券会社をご紹介していきます。
資金がゼロでも抽選に参加でき、当選後に入金すれば良い証券会社もあるため、上手に利用することで当選確率を上げることも可能です。
どうぞご覧ください。
目次
抽選に参加するにはいくら必要か
大体の証券会社では抽選参加時点で口座に資金を入れておかなければなりません。
抽選に必要な資金は銘柄によって異なります。
例えば仮条件が1000円〜1350円の銘柄で100株申し込む場合だと、最大で1350円×100株で13万5000円必要になります。
仮条件はほとんどの銘柄で5000円以下になるため、50万円口座に入れておけばほとんどの抽選に参加が可能です。
もちろん資金があればあるほど、多くの証券会社から申し込みが可能になり当選確率が上がりますが、まずは50万円を用意して一つの口座から抽選に参加してみましょう。
資金が少ない場合の立ち回り方
もし50万円用意できない場合は、当選しやすい証券会社を選んだ方が良いでしょう。
当選を狙いやすい証券会社は特徴があり、以下3点の特徴を持つ証券会社から申し込みを行うと良いです。
どの証券会社からでも申し込みできるわけではなく、中には取扱銘柄が少ない会社も存在します。
大手の証券会社であれば取扱数が多くなるため、多くの抽選に参加できるようになり、結果当選確率を上げることが可能です。
また主幹事証券を務めた会社の場合、IPO株の割り当て数が多くなります。
これも大手の証券会社に当てはまりますが、主幹事証券を務めることが多い証券会社の口座は持っておいた方が良いでしょう。
さらに抽選方法として、公平抽選を採用している証券会社であれば一人一票の公平抽選が行われます。
資金量によって当選確率が変わらないため、少ない資金でも当選のチャンスがあるのです。
もし資金が少ない場合はたくさんの証券会社から申し込むのではなく、これらの特徴を持つ会社に絞って参加した方が良いでしょう。
資金が増えたら口座を増やして申し込みを行うことで、当選確率を上げることも可能です。
資金が少ない場合でも当選を狙えるおすすめ証券会社
当選を狙いやすい証券会社の特徴をご紹介しましたが、実際どこの会社を使えば良いのでしょうか。
ここでは当選を狙える証券会社を3社ご紹介します。
SBI証券
SBI証券は数多くの銘柄で主幹事証券を務めた実績があり、IPOの取扱数も業界最多です。
ほぼ全ての銘柄に申し込める上、主幹事を務めた銘柄の場合だと割当数が多くなるため当選確率は高めと言えます。
また、抽選に外れたとしても「チャレンジポイント」というポイントを貯めることができます。
貯め続け抽選時に使用するといつかはIPOに当選が可能です。
IPO投資を行うならぜひ開設しておきたい口座でしょう。
マネックス証券
マネックス証券も銘柄の取扱数が多いため、様々な銘柄に申し込むことができます。
また公平抽選を採用しているため、全ての参加者にチャンスがあります。
資金力によって当選確率が変わることがないため、資金が少ない場合はぜひ利用したい口座です。
SMBC日興証券
SMBC日興証券は国内3大証券会社であるため、主幹事を務めることが多いです。
また取扱数も多く、ここ3年ではSBI証券に次ぐ取扱実績数の多さです。
以下は2018年から2020年までの、年間取扱銘柄実績です。
SBI証券が例年一番多いですが、SMBC日興証券もそれなりの銘柄数を取り扱っていることがわかるかと思います。
また、先に紹介したマネックス証券も同様に多くの銘柄を取り扱っています。
下記の表に記載した証券口座からそれぞれ申し込むだけでも当選確率は変わってくることでしょう。
ランキング |
証券会社 |
2018年 |
2019年 |
2020年 |
1 |
SBI証券 |
86 |
84 |
85 |
2 |
SMBC日興証券 |
66 |
61 |
52 |
3 |
マネックス証券 |
50 |
45 |
50 |
4 |
岡三オンライン証券 |
47 |
37 |
39 |
5 |
楽天証券 |
11 |
26 |
38 |
資金がなくても抽選参加可能な証券会社
基本的にIPOは抽選時に資金が必要ですが、中には当選後に資金を用意すれば良い証券会社もあります。
資金ゼロでも抽選自体は参加可能であるため、すぐに資金が用意できない場合でも効率よくIPO投資を狙えます。
主幹事証券、取扱数、手数料や使い勝手などを踏まえたおすすめの証券会社は以下です。
・野村証券
・岡三オンライン証券
・松井証券
野村証券は主幹事を務めることが多く、岡三オンライン証券は先に挙げた表からもわかる通り、銘柄取扱数が多くおすすめです。
松井証券は手数料が安くツールの使い勝手も良いため、通常のトレードでもおすすめの証券会社です。
もし資金量が少ないのであれば、抽選時資金不要の証券会社をうまく利用することで当選確率を上げることが可能です。
当選した場合は期限内に入金をしなければならないため、すぐに資金の移動をできるように準備しておきましょう。
まとめ
IPOの抽選資金は50万を目安に用意すれば、ほとんどの銘柄を購入可能です。
50万円未満でも購入可能な銘柄は数多くあるため、ある程度資金があるのであれば抽選には積極的に参加しましょう。
また、少ない資金でも当選しやすい証券会社や、資金不要でも抽選可能な証券会社もあるため、うまく活用して当選を狙っていきましょう。
・主幹事証券会社を務めることが多い
・公平抽選を採用している