【IPOの全体像】投資に必要な用語を徹底解説!

【IPOの全体像】投資に必要な用語を徹底解説!

IPO投資で成功するためには、IPOの全体像を理解することが必要です。なぜなら、値上がりするIPO銘柄を見分けるには、IPO会社の情報を把握することが不可欠だからです

しかし、IPOに至るまでのプロセスを理解するには、多岐に渡る知識が必要で、専門用語も使われるため分かりにくいことが多いです。

そこで、この記事では、IPOの全体像とスケジュールを解説し、IPO投資をする上でチェックしておくべきポイントについて解説します

IPOの全体像とは

IPOの全体像とは

IPO(Initial Pubric Offeringの略)は会社が自社の株式を、証券取引所にはじめて公開することです。

IPOを行うことで、会社は社会的な信用度が増し、資金調達が容易になります。一方、IPOによってその会社の株式はどんな投資家でも購入可能になります。

しかし、中には経験の浅い投資家も多く、そういった投資家を保護するため、企業がIPOを行うにあたっては、乗り越えるべき様々なハードルが設けられています

IPO投資との関係では、IPOの全体像の中でも、IPOのスケジュール、良く使われる用語を理解し、チェックすべきポイントを抑えておくと良いでしょう

IPOのスケジュール

IPOのスケジュール

会社は、IPOを行うために、非常に厳しい上場準備、上場審査を通過する必要があります。

会社は、その準備を行うため、IPOを行う決算期(申請期といいます)の3~4年くらい前から様々な作業を進めています

そこで、IPO前のスケジュールとIPO後のスケジュールに分けて解説していきたいと思います。

IPO前のスケジュール

IPOに向けて準備を始めた会社は、まず監査法人を選びます。IPO後は、投資素人の一般人が株式を購入するので、監査法人に会社の経理等がきちんとしているかをチェックしてもらう必要があるのです

上場の3年くらい前に監査法人を選び、会社がIPO時に公表する過去2年分の業績をチェックしてもらいます。

同時に、主幹事証券も同じタイミングで選びます。IPOによって会社は、資金を調達する必要があるため、金融の専門家である証券会社のアドバイスを貰います。

IPOを目指す会社は、上場までの2年間、監査法人や主幹事証券の協力を得ながら、事業計画や資本政策を練っていくのです。

IPO後のスケジュール

IPO準備に向け膨大な作業を行ったのち、IPO達成後は、比較的作業は落ち着きます。

しかし、通常の上場会社になった訳ですから、四半期毎に有価証券報告書を準備する必要が有りますそのため、決算期末から数か月は書類作成のために繁忙期になります。

IPO投資で良く使われる用語と、見るべきポイント

IPO投資で良く使われる用語と、見るべきポイントIPO株は、IPO後に値上がりする確率が非常に高いため、効率よく稼げると言われています。

しかし、そんなIPO株の中でも、特に上がりやすい株とそうでない株に分かれます

以下では、IPO株を調べるにあたり必要な専門用語と、見るべきポイントについて解説します。

過去業績と事業計画

IPOをする会社は、「新規上場申請のための有価証券報告書」を提出することが義務付けられています。この書類は、東京証券取引所のホームページの「新規上場会社情報」に掲載されています。

IPO後に上がる株式を見極めるためには、この書類に記載されている、自己資本比率、売上高、営業利益等をチェックすると良いでしょう

過去の業績を事業計画の数値が大きく上回っている場合は、その後の株価の上昇の確率は高いと言われています。また、事業計画には、その会社がどのような事業を行っていくかが記載されています。

社会的に注目されているビジネスには、株式の買いが集まりやすく、値上がりがしやすいと言えます。最近では、PKSHA Technologyをはじめとしたテクノロジー系のベンチャーが注目される傾向にあります

資本政策

上記の「新規上場申請のための有価証券報告書」には、株主の構成比率や新株予約権の発行総数が記載されています。

ベンチャー企業によくかるように、ベンチャーキャピタル(VC)の株式保有比率が高い場合や、新株予約権の発行比率が高い場合には上場後の値崩れが起きやすいと言われています

監査法人

監査法人とは、企業の経理や財務が不正に行われていないかを調査する機関です。

在籍している職員は公認会計士が中心で、会計に関する深い知識を有しています。

通常、IPO企業の中でも優良企業は、Big4(PwCあらた、KPMGあずさ、デロイトトーマツ、EY新日本)をはじめとする大手監査法人に依頼すると言われています。

主幹事証券

主幹事証券は、会社がIPOをする際の公募価格を設定する役割を持ちます。

また、新規公開する株式を自社が一旦購入し、一般投資家へ転売することもしています。

そのため、IPO株を購入するためには証券会社の抽選に参加する必要があるのです

IPO株ってなに?

IPO株ってなに?

上記のスケジュールや関係者による審査を経て、株式が新規公開されます。そこで、IPO株とは、IPOによって公開される株式のことをいいます。

多くのIPO会社は、IPO後に株価が上がると言われています。IPO株投資とは、IPO株を公募の段階で購入しIPO後の株価が上がったタイミングに売却することで、利益を得られる投資方法です。

本記事を参考にして、是非IPO株投資に参加してみてください!

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