IPOでは平等抽選の証券会社を使うべき|確率UPの方法を紹介

IPOでは平等抽選の証券会社を使うべき|確率UPの方法を紹介

資金が少ない個人投資家やIPO初心者は平等抽選の証券会社を使いましょう。

一般的なIPOの抽選は資金量の多い大口投資家や機関投資家、証券会社のお得意様に当選しやすい傾向があります。そのため抽選平等以外の方法を採用する証券会社では、個人投資家が当選する可能性はかなり低いと言えます。

この記事では平等抽選を用いてIPOの当選者を決定する証券会社や、当選確率を上げることができるIPO参加時のコツを2つ紹介します。IPOに当選せずに悩んでいる方は最後まで読んでぜひ今後の参考にしてください。

IPOに平等抽選で申し込める証券会社

IPOに平等抽選で申し込める証券会社

IPOの抽選方法には次の3つがあります。

  • 裁量抽選:証券会社が投資家の資金量や取引状況などから配分を決定
  • 完全抽選:偏りは出るが機械によって抽選
  • 平等抽選:資金量に関係なく応募が1人1口

上記の方法の中で少額・個人投資家に狙うべきは平等抽選です。なぜなら平等抽選は「1人1票制」とも呼ばれ、当選確率が資金量や取引状況に影響されません。

IPOの抽選方法に平等抽選を採用している証券会社には下記があります。

  • マネックス証券
  • 岡三オンライン証券
  • DMM株
  • GMOクリック証券
  • SBIネオトレード証券
  • auカブコム証券

平等抽選以外にIPOの当選確率を上げる方法

平等抽選以外にIPOの当選確率を上げる方法

平等抽選の証券会社を利用する以外に少額・個人投資家でもIPOの当選確率を上げられる2つのコツがあります。そのコツとは下記の2つです。

  • 主幹事証券に申し込む
  • 前金・資金不要の証券会社に申し込む

主幹事証券に申し込む

主幹事証券とは企業が新規上場するにあたり、サポートをする幹事証券の中で中心となる証券会社です。主幹事証券は企業の新規上場について、東証やマザーズなどの取引所に推薦書の提出をしなければなりません。

新規上場に対する役割が大きい主幹事証券は配分されるIPOの量が大きくなります。そのため買いたいIPOの主幹事証券から参加することで、当選する可能性が大きくなります。

実際、2016年7月15日にLINEが東証1部に上場した際には野村証券が主幹事となっており、その割り当ては61.5%です。次点の三菱UFJモルガン・スタンレー証券(16.0%)と大きく差をつけ、発行株式の半分以上が割り当てられています。

IPOを購入するには抽選への参加が必須になっているのが現状です。より多くの株式が割り当てられる主幹事証券を利用することで、目当てのIPOにを購入する近道になります。

前金・資金不要の証券会社に申し込む

前金・資金不要の証券会社から申し込むことで、応募の口数が増え当選の確率を上げることができます。

証券会社によってタイミングは異なりますが、一般的にIPOでは抽選参加の申し込みに際して前受金を必要とします。また預け入れた前受金は抽選結果が発表されるまで拘束されることがあり、その間は引き出しができません。

前受金は上場する企業の仮条件の価格と単元株で決まります。例えば仮条件が3,000円、単元株が100株の企業に5つの証券会社から申し込みをするなら150万円が必要です。

仮条件の価格や申し込む証券会社の数が増えれば必要資金はさらに膨らみます。申し込みの絶対数は当選の確率を上げるために絶対的に必要です。前受金の必要ない証券会社から申し込みをすることで、必要資金をおさえつつ申し込みの口数を増やすことができ、IPOの当選確率が高まります。

【2021年】IPO主幹事証券ランキング

【2021年】IPO主幹事証券ランキング

IPOへ参加するにあたり、主幹事を把握しておくことは非常に大切です。下記では2021年9月1日時点におけるIPOの主幹事証券のランキング上位4社をご紹介します。

順位 証券会社  抽選方法
1位 野村証券 90%:裁量

10%:平等抽選

2位 SMBC日興証券 90%:裁量

10%:平等抽選

3位 大和証券 90%:裁量

10%:平等抽選

4位 SBI証券 60%:平等抽選

30%:チャレンジポイント順

10%:裁量

資金不要でIPOに申し込める証券会社

資金不要でIPOに申し込める証券会社

一般的にIPOへ参加するには応募1口当たり15〜30万円が必要資金と言われています。また複数の証券会社からの参加はIPOの当選確率アップにかかせません。

前受金不要の証券会社を知ることで必要資金を減らすことができます。下記は前受金不要の証券会社一覧です。

  • 野村証券
  • 岡三オンライン証券
  • 松井証券
  • SBIネオトレード証券
  • auカブコム証券

IPOの当選率UPに平等抽選の利用は必須

IPOの当選率UPに平等抽選の利用は必須

IPOは短期間に高確率で利益を狙えるため多くの投資家から人気の商品です。購入にはほとんどの場合で抽選が必要であり、その結果は資金量や証券会社との取引関係などにも左右されるため当選するのは簡単ではありません。

しかし抽選方法が証券会社の裁量によらない平等抽選を採用する証券会社を利用することで、資金の少ない個人投資家やIPO初心者でも当選確率を上げることができます。

次の証券会社では平等抽選でIPOの配分が決まります。

  • マネックス証券
  • 岡三オンライン証券
  • DMM株
  • GMOクリック証券
  • SBIネオトレード証券
  • auカブコム証券

また下記の2つの方法を同時に行うことでさらに当選確率のアップにつながります。

  • 主幹事証券に申し込む
  • 前金・資金不要の証券会社に申し込む

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です