IPO(新規公開株式)は資金力がある方が有利|一般人が当選する方法とは?

IPO 引受幹事証券

IPO(新規公開株式)は資金がある人向きの投資方法として知られていましたが今でもそれは変わりません。
しかし、近年ではネット証券が平等抽選を行うようになり徐々に一般人も参加しやすくなってきています。

資金力がある人間にしか当選の機会がないのかというとそうでもなくなってきていて抽選の仕方や資金の拘束方法なんかも一般人に寄せてきました。

ではどのような抽選に参加すれば当選機会を得られるのか。
このような問題について詳しく解説をしていきます。

【前提】IPO(新規公開株式)は資金力のある金持ちが勝つゲーム

IPO 当選確率 UP

前提としてIPO(新規公開株式)は抽選の勝者になりやすいのは金持ちというゲームです。
現在ではその風潮は崩れつつありますがそれでも金持ちが優遇される部分はないとはいえないのが現実といえます。

資金力を3,000万円クラスで投資する人はゴロゴロいるのでどうしても一般人にはハードルが高くなってしまいます。

そういったデメリットがある中で近年では平等抽選という運に任せるシステムが導入されて一般人でもIPO(新規公開株式)に参加しやすい環境になりました。

平等抽選の場合は単元株の購入さえできる資金が入金できれば参加可能なのでハードルはかなり下がっています。

IPO(新規公開株式)の抽選には口数比例抽選と平等抽選がある

IPO(新規公開株式)の抽選には2通りの方式があります。
それが口数比例抽選と平等抽選です。
この2つの抽選方式では当選する可能性を限りなくゼロに近づけてしまうものもあるので一般的な人にはどちらがおすすめなのかも解説していきます。

口数比例抽選とは?

口数比例抽選というのはどれくらいの購入口数があるかで全てが決定されてしまう方式です。

例えばIPO(新規公開株式)に1500万円で応募した場合を考えてみます。
この金額は一般的な人からみれば大金なのでこれくらい投資すれば勝つことができるかもと思いませんか?

実はこの金額ではほぼほぼ当選するのは難しいです。
理由はIPO(新規公開株式)の世界では3000万円以上応募する人達がゴロゴロいるので1500万円では歯が立ちません。

冒頭で金持ちが勝者のゲームと例えましたがそれが口数比例方式です。

平等抽選とは?

平等抽選というのは応募してきた人全員に平等に当選の権利がある方式です。
こちらの場合は単元株(100株購入のこと)を買えるだけの資金力がある場合は抽選に参加することができます。

こちらも抽選例を挙げると1500万円をかけて抽選をした場合でも平等に権利が回ってくるので証券会社を多く開設しておき、分散して入金しておくことによって当選確率を釣り上げることが可能です。

こちらは単元株さえ買えればいいので大した金額を入金できない時でも参加することができます。
資金力がある人は証券会社に分散入金しておけば複数当選のメリットを享受できる点では有利かもしれません。

IPO(新規公開株式)は資金力のないうちは平等抽選を選択するのがおすすめ

資金力がないうちは平等抽選で運に任せた方が当選の可能性は大幅に上がります。
単元株1口は大体10万円くらいなのでそれくらいの資金が用意できる人なら参加することは可能です。

口数比例方式のように購入口数に左右されることはないので1〜2%の当選確率だったとしてもチャレンジする機会は全ての人にあります。

今は事前入金なしでも抽選に参加できる証券会社もあるのでできるだけ混ぜて多く抽選に参加するようにしましょう。

IPO(新規公開株式)の抽選に回す資金の入金方法は2通りある

IPO(新規公開株式)に応募する上で抽選資金の動かし方には2通りの方法があります。
それが証券会社1社に集中入金する方法と入金資金を各証券会社に分散する方法です。
この2つにもメリットデメリットがあります。
どちらがおすすめなのか解説していきます。

① 証券会社1社に集中入金する方法

IPO(新規公開株式)1社に集中投資する方法です。
大体の人はこの方法を採用しています。
資金力が少なくても抽選に参加でき、当選することができればその口数を初値で売却することで大きな売却益を得られる可能性があるからです。

グロース株でいうソニーグループやソフトバンクグループに集中投資した感じと同じようなものだと考えてみてください。

集中投資なので大きな利益を狙えはしますがその分逆に損失も大きくなることになります。
それともう一つのデメリットはそもそもが当選しにくいということです。

この方法はデメリットが大きいのでおすすめすることはできません。

② 入金資金を各証券会社に分散入金する方法

入金金額を各証券会社に振り分けることによって1人1票の抽選を4社に分散したとしたら当選確率は4倍になります。
この方法のデメリットは単元株を各証券会社で購入できる金額を入金しなければならないということです。

解決方法として今は前金を支払わなくても抽選に参加することができる証券会社というのも出てきているのでそういったところの抽選に参加することです。

資金に心配がある場合はSBIネオモバイル証券やPayPay証券のように1株IPOを導入している証券会社を利用するのもいいでしょう。

一般的な人にはこちらがおすすめです。

まとめ

IPO(新規公開株式)は金持ちが勝者のゲームではあることは前提ではありますが今は一般的な人でも参加できる証券会社があります。

平等抽選を利用することで誰もが当選可能性を持つことが可能です。

資金が心もとない場合は1株IPOや資金入金なしで抽選に参加することもできます。

運任せではありますが証券会社に分散して資金をおくことによって1人1票の抽選も分散された分行うことができるので複数当選も狙うことも可能です。

当たらないことがほとんどなのがIPOなので諦めず応募を続けてみましょう。

 

 

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