「IPOは何株買えるのかな。」
「IPOを申し込むのに上限はあるのかな」
こんな疑問を抱えた人に向けた記事です。
IPOはシンプルでわかりやすいだけでなく、儲かる可能性が高く、多くの投資家の中で人気ですよね。
投資についてあまり詳しくない人でも、IPOについてはなんとなく聞いたことがあるという場合も多いのではないでしょうか。
そのため、IPO投資をする人がたくさんいて、なかなか購入することができません。
「できるだけたくさん申し込みたい」
「どうしたら購入する確率を高められるのかな」
IPO投資をしている人全員がこんなふうに考えます。
そこで、本記事では、IPOは何株買えるのか。そして、少しでも購入の可能性を高める方法についてお伝えしていきます。
IPO投資について理解を深めましょう。
目次
IPOは何株買えるのか?
IPOの申し込み株数上限は証券会社次第
ではIPOは何株買えるのかについてお伝えします。
前提として、知っている人も多いかもしれませんが、IPOの流れを説明しておきます。
IPOは、①購入申し込み→②抽選→③抽選結果発表→④購入手続きという順番。
ここで、「IPOが何株買えるのか」と言っているのは、①購入申し込みの段階で何株申し込みをできるのか、ということです。
つまり、購入申し込みに上限はあるのか、というお話。
結論から言うと、IPOの申し込み上限は、証券会社次第です。
パターンとしては以下の3つです。
A:入金金額の範囲内
B:明確な上限設定あり
C:上限なし
Aが多い印象ですね。自身が入金した金額の範囲内で、買えるだけの株数を申し込むことができるパターン。
例えば、募集価格が1000円だとして、入金しているのが100万円なら、1000株までの申し込みが可能。単純な計算なので、自分の入金金額から割り出しましょう。
ということで、IPOの申し込み上限は、証券会社次第。
自分が口座を保有している証券会社ごとに調べてみましょう。
なんとなくたくさんの株数を申し込める証券会社の方が有利な感じがしますが、実はそういうわけでもありません。詳しくは次で説明します。
IPOは100株だけ買えるのが一般的
IPOの申し込み株数は証券会社ごとに違います。
ですが、株数をたくさん申し込めるからといって、当たる確率が上がるという単純な話でもありません。
見出しの通りで、IPOが当選したとしても、100株だけ買えるのが一般的。
IPOは投資家の間で、超人気です。申し込む人がたくさんいるので、抽選の倍率もとんでもないことになっています。
証券会社としても、できるだけ多くの投資家にIPO株を買ってもらいたいと思っています。
そのため、1人の顧客に500株とか1000株とかを渡すことは、ほぼありません(後述する裁量配分という方法ならあり得ますが)。
抽選の場合は、「当選=100株」「落選=0株」が基本です。
なので、100株よりたくさん購入できることはないと思っていいでしょう。もしあるとすれば、相当人気のない銘柄だと思います。
また、ほとんどの証券会社で、申し込み株数によっての優劣はなし。
例えば、1000株申し込んだAさんと100株だけ申し込んだBさんがいるとします。Aさんの方が可能性は高いように感じますが、実際はAさんもBさんも当選確率は同じ。
「たくさん申し込んでおけば、たくさん当選するかもしれない!」と勘違いしている人も多いですが、何株申し込んだとしても基本的には確率は変わらないと覚えておいてください。
IPOを多く買うためには?
IPOを裁量配分でもらう
ここからは、IPO株を多く(100株以上)購入する方法についてお伝えしていきます。
基本的にはIPOは100株ですが、それ以上に購入する方法もあるにはあります。
その1つが、裁量配分。
なかなか聞きなれない言葉ですよね。
IPOは全て抽選で決まるわけではなく、一部の株は証券会社の裁量で配分する顧客を決めます。
この方法でIPOを購入することを裁量配分と呼びます。
裁量配分だと、100株という制限はなく、1人で1000株もらったりできる可能性もあります。
「めちゃくちゃいいじゃん!」と思った人も多いはずですが、この裁量配分は誰でももらえるわけではないんです。
証券会社の裁量で配分を決めるわけですから、あなたが優良顧客である必要があります。
優良顧客というのは、簡単に言えば、大きな取引をして手数料をたくさん払ってくれる人のことです。
なので、お金持ちじゃないと難しい。
大きな取引というのは、目安としては1000万円単位での取引です。間違っても、50万円とか100万円では厳しいと思います。
これも証券会社次第なので、あくまで目安です。
もしあなたが1000万円単位の取引ができるのであれば、裁量配分を狙ってもいいかもしれません。
人気のないIPOに期待して申し込む
もう1つの方法は、人気のないIPO銘柄に申し込むこと。
かなり可能性は低いですが、申し込む人があまりにも少なければ、100株以上の配分が期待できる場合もあります。
証券会社としても決まった株数は販売しないといけないので。
ただ、人気がないということは、初値があまり期待できないということでもあります。
正直なところ、購入できたとして損になるケースが多いです。
もちろん、予想に反して大きく値上がりすることもあるので、そこに賭けて申し込むのはありだと思いますが。リスクは大きいので、あまりおすすめの方法ではありません。
以上、IPOは何株買えるのか。そして、IPOを少しでも多く購入する方法についてお話ししました。読んでいただきありがとうございました。
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