上場日に初値がつかないIPOとは?過去の銘柄や注意点をご紹介します

IPO銘柄の中には上場日に初値がつかない銘柄も存在します。

そのような銘柄は翌日以降に初値がつきますが、買いの勢いが強く非常に高値で寄り付くことが想定されます。

今回は上場日に初値がつかない銘柄について、過去に実際に上場日に初値がつかなかった銘柄や注意点などをご紹介します。

どうぞご覧ください。

人気銘柄は上場日に初値がつかない

IPO 寄り付き

成長性のあるテーマや、発行株式数が少ない銘柄の場合、人気銘柄と化し上場日に初値がつかない場合があります。

最近のテーマで言うと、AIやDX関連の銘柄は将来性が高いテーマと言えるでしょう。

上場日に初値がつかない場合、大幅な高騰が期待できるので大きな利益を出すことも可能です。

上場日に初値がつかなかったIPO銘柄をご紹介

IPO 寄り付き

実際に過去に上場日に初値がつかなかった銘柄を5つピックアップしてご紹介します。

タスキ(2987)

2020年10月2日に上場した、新築投資用IoTレジデンスに関する事業を行う企業です。

公募価格670円に対して、初値は5060円でした。

上場日も、翌営業日も初値がつかず、3営業日に寄り付きました。

騰落率は655%と、7.55倍です。

100株買えていたら43万9000円の利益になります。

テーマ的にも流行りのIoTで、オファリングレシオが低めだったのも高騰した要因でしょう。

ヘッドウォータース(4011)

2020年9月29日に上場した、経営課題をITやAIで解決する事業を行う企業です。

公募価格2400円に対して、初値は28560円でした。

こちらも3営業日に寄り付きました。

騰落率は1090%と、11.9倍の初値テンバガーです。(初値が公募価格の10倍越え)

100株買えていたら261万6000円の特大利益になります。

テーマ的にもIPOで人気のDXやAI関連で、当選数も少ない銘柄であるため初値が高騰しました。

ニューラルポケット(4056)

2020年8月20日に上場した、AIによる画像と動画解析技術を展開する企業です。

公募価格900円に対して、初値は5100円でした

騰落率は466.67%と、5.67倍です。

100株買えていたら、42万円の利益になります。

テーマとしてはIPOで人気のAI、そして自動運転に応用できる画像・動画解析技術ということで買い注文が集まりました。

3営業日に初値がついています。

フィーチャ(4052)

2020年6月24日に上場した、画像認識ソフトウェア開発事業を行う企業です。

公募価格520円に対して、初値は4710円でした

騰落率は805.77%と、9.06倍です。

100株買えていたら、41.9万円の利益になります。

フィーチャはちょうどコロナ禍でIPO中止が続く中、久しぶりのIPOとなったことで注目が集まりました。

テーマ的にもニューラルポケット同様、自動運転の関連株として期待されたと考えられます。

3営業日に初値がついています。

HEROS(4382)

2018年4月20日に上場した、AIを活用したサービス提供を行う企業です。

公募価格4500円に対して、初値は49000円でした。

HEROSも3営業日に初値がついた銘柄です。

騰落率は988.89%と、10.89倍です。

騰落率はヘッドウォータースより低いものの、公募価格が高いため、100株買えていたら445万の超特大利益になります。

テーマ的にはIPOの人気テーマAIであるため初値が高騰し、IPO投資をしている人なら知らない人はいないほど、IPOの歴史に名を残したとも言える企業でしょう。

上場日に初値がつかないIPOの当選を狙うには

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上場日に初値がつかなかった企業を5社ピックアップしてご紹介しました。

共通しているのは人気のテーマだという点でしょう。

 

他にも業績や経営陣の強さなども初値高騰に関わる要因ですが、まずは企業が将来的に成長できるかの大きな判断材料である事業内容が注目されます。

AIやDX、自動運転など将来性の高いテーマであれば積極的に応募していきましょう。

上場日に初値がつかないIPOの注意点

初値が上場日につかなかったIPOの注意点は、初値がついた時の値動きの激しさです。

初値がつかないことによる過熱感で上がっていただけの可能性もあるため、一瞬で急落する可能性もあります。

最悪の場合は連続売り気配からの特別売り気配、ストップ安となり売るに売れなくなるケースもあるでしょう。

もちろん更に上昇する可能性もありますが、急落には十分注意が必要です。

当選し公募で買えていた場合は初値で売り抜けるのがベストであるため、初値売りする場合は当日の成り行き売り注文を忘れないようにしましょう。

セカンダリー投資を狙う場合は、上がりすぎと見て一旦見送るのも一つの手です。

まとめ

上場日に初値がつかないIPOは大量の買い注文により、かなりの高値で初値がつく場合があります。

100株当選しただけでも100万円以上の利益を出せる銘柄もあり、そのような人気銘柄に当選できれば非常においしいです。

当選しやすい証券会社から全て申し込み、高値高騰銘柄を狙っていきましょう。

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