IPOは抽選に当たりさえすれば高確率で利益を出すことが可能な投資方法ですが、倍率が非常に高く抽選で当選するのは難しいのが現状です。
適当に自分のメイン口座から抽選に申し込んでいるだけだと、知らず知らずのうちに当選確率を下げている可能性があります。
ネット証券会社は今日ではさまざまありますが、各証券会社の特徴やサービスを理解して抽選に申し込むことが、当選への近道になります。
今回はIPOで当選しやすいネット証券会社について、抽選方法や銘柄取扱実績などを踏まえて解説していきます。
どうぞご覧ください。
目次
IPOで当選しやすいネット証券会社を選ぶための3つのポイント
IPOを申し込むに当たって、自分のメイン口座以外のどのネット証券会社を選ぶべきか迷うでしょう。
IPOの当選確率を上げるにあたって、証券会社のどのような点を考慮して判断すれば良いか、ここでは3つのポイントをご紹介します。
IPO銘柄の取扱実績
まずは証券会社が幹事を務め、過去に取り扱ったIPO銘柄数をチェックしましょう。
取扱実績が多いほど、今後も多くのIPOを取り扱う可能性が高いと言えます。
たくさんの銘柄に対して抽選を申し込むことが可能になるため、当選確率を上げることができるでしょう。
IPO銘柄の抽選方法
抽選において平等抽選を採用しているネット証券であれば、誰でも公平な抽選に参加が可能です。
資金が多い人ほど当選しやすくなる抽選方法を採用している会社もありますが、平等抽選であれば資金に関係なく、一口座一票制となります。
完全平等抽選を採用している証券会社を選ぶと良いでしょう。
IPO抽選に関する特殊なサービスの有無
証券会社固有の特殊なサービスによってIPOの当選確率が上がるのであれば、それを利用しない手はありません。
後述で詳細は記載しますが、SBI証券だけはチャレンジポイントというサービスが存在し、誰でもいつかは当選できる仕組みがあります。
IPO銘柄の取扱実績が多いネット証券会社
2018年から2020年のIPO取扱実績について、上位5社をご紹介します。
ランキング | 証券会社 | 2018年 | 2019年 | 2020年 |
1 | SBI証券 | 86 | 84 | 85 |
2 | SMBC日興証券 | 66 | 61 | 52 |
3 | マネックス証券 | 50 | 45 | 50 |
4 | 岡三オンライン証券 | 47 | 37 | 39 |
5 | 楽天証券 | 11 | 26 | 38 |
大手の証券会社であれば、幹事証券会社になりやすくなるため取扱実績も多くなります。
SBI証券は他社よりも取扱実績数で差をつけているためおすすめと言えます。
また、2位のSMBC日興証券については国内3大証券会社でもあるため、主幹事を務めることも多いです。
主幹事の証券会社はIPO抽選の割り当て数が多くなるため、当選確率が上がります。
SMBC日興証券も開設しておきたいおすすめの口座と言えます。
ネット証券会社ごとのIPO銘柄の抽選方法
取扱実績が多いネット証券会社に関して、抽選方法をまとめます
証券口座 | 抽選方法 |
SBI証券 |
70%完全平等抽選 |
SMBC日興証券 | 店頭90% ネット10%完全平等抽選 |
マネックス証券 | 100%完全平等抽選 |
岡三オンライン証券 | 100%完全平等抽選 |
楽天証券 | ステージ制 |
楽天証券以外は完全平等抽選を採用しており、資金が少ない方やIPO投資初心者にもおすすめと言えます。
一方で楽天証券は、資金量が多い人ほど有利な仕組みが採用されています。
他の証券会社と比べると取扱実績がやや少ないものの、もし豊富な資金量を武器に当選を狙うのであれば楽天証券はおすすめです。
IPO抽選に関する特殊なサービス
SBI証券はIPO抽選に関して、チャレンジポイントというサービスが用意されています。
チャレンジポイントはブックビルディング抽選に外れた場合に、1ポイント加算されていくポイントプログラムサービスです。
SBI証券では、抽選枠の中に「チャレンジポイント枠」があり、ここでは使用したポイントが多い順に当選します。
ポイントさえ貯めれば、誰でもいつかは当選できるので、SBI証券では全てのIPO銘柄に申し込みをしましょう。
SBIは過去三年間において、年間で80社以上のIPO取扱実績があるため、1年間で80ポイント程度貯めることが可能です。
初心者でもベテランの方にもおすすめの仕組みであるため、口座開設がまだの方はぜひ開設しておきましょう。
まとめ
今回はIPOで当選しやすいネット証券会社についてご紹介しました。
上記3点を考慮すると、SBI証券は一番に開設しておきたい口座と言えるでしょう。
SMBC日興証券やマネックスも取扱実績が多く、完全平等抽選であるため開設しておきたいところです。
多くの証券口座から申し込むことも、IPO当選への近道になりますので、当選しやすい証券会社の口座は全て開設しておくと良いでしょう。
ただ自分の持っている口座からなんとなく応募しても当たるものも当たらないため、各ネット証券会社の特徴をおさえた上で当選を狙っていきましょう。
・IPO銘柄の取扱実績
・IPO銘柄の抽選方法
・IPO抽選に関する特殊なサービスの有無