IPOは初値売りしてOK?本当に儲かるのか?

IPO 初値売り
IPO 初値売り

投資の世界の宝くじとも言われるIPO。なかなか当たらないですが、当たるととても嬉しいですよね。でも、「いざ当たったらどうすればいいかわからない」という人も多いんじゃないでしょうか。

先に結論から言うと、初値売りをするのが安全です。最もリスクが低く、かつ利益を出しやすい方法です。IPOの初値売りについて詳しく説明していきます。

・IPOで初値売りが安全な理由
・IPOで初値売りすると本当に儲かるのか
・IPOを初値売りする方法

こんな内容をお話ししていきます。IPOが当たるなんて滅多にないことですから、絶対にモノにしましょう!

■そもそも、IPOの初値売りとは?

IPO 初値売り
IPO 初値売り

●IPOの初値売りの定義

まずは、初値売りという言葉の定義から。初値売りというのは、言葉の通りですが、「最初についた値段で売ること」。

IPOは上場日に値段がついた瞬間から、市場で売買することができるようになります。あらかじめ注文を出しておいて、値段がついた瞬間に売ります。これが初値売りです。

ちなみに、初値売りは、株式市場が開く時間(朝9:00)に売ることではありません。これはよくある勘違いですね。確かに、株式市場は朝9:00に開きます。ほとんどの銘柄はこの時間から売買が開始されます。しかし、一部の銘柄は違います。どういうことかと言うと、株式の売買は、売り手と買い手が存在して初めて成立します。売りたい人があまりにも多すぎたり、買いたい人があまりにも多すぎると、値段が付きません。需要と供給のバランスがある程度保たれていないと、取引ができないんですね。これを特別売り気配や、特別買い気配と呼びます。

そして、IPOは頻繁に特別買い気配になります。買いたい人が多すぎるという状態です。つまり、9:00ぴったりに売買ができないことがほとんどです。銘柄によっては、午後になってやっと取引できるようになるものもあります。「初値売り=9:00に売る」ではないので、注意してください。

●IPOを初値売りする方法

では、次にIPOを初値売りする方法についてお伝えします。

方法といっても、とても簡単です。朝9:00よりも前に成行で売り注文を出すだけ。

成行というのは、値段を指定せずに注文する方法ですね。「いくらでもいいから、すぐに売りたい!」という場合に使います。値段がつく前に成行注文を出しておくと、最初についた値段で売れます。これはIPOに限った話ではなく、全ての銘柄に当てはまることですね。

■なぜIPOは初値売りが安全なのか?

IPO 初値売り
IPO 初値売り

●IPOは初値売りするとかなりの確率で儲かる

冒頭でもお伝えしましたが、IPOは投資の世界の宝くじです。当たることは滅多にありませんが、当たったらかなりの確率で儲かります。

2020年12月から2021年6月21日までの約半年間、IPOで上場した企業が49社あります。そしてその49社全てが初値売りで儲かっています。このくらいの確率です。初値売りで損をする方がレアケースなんですね。どのくらい儲かるかは、銘柄によって全然違います。5%くらいしか儲からない銘柄もあれば、3倍以上になる銘柄もあります。これは、その銘柄がどれほど人気があるのかによって変わってきます。しかし、かなり高い確率で儲かっています。だからこそ、IPOは初値売りがおすすめです。

もちろん、市場環境によって確率は変わってきますが、49社中49社で儲かっているのですから、IPOの初値売りはとてもおすすめです。

●初値売りをしないと損をする可能性がある

前述のように、IPOは初値売りするとかなりの確率で儲かります。そして、初値売りをおすすめする理由はもう1つあります。

それは、初値売りをしないと、損をする可能性があるから。確かに、IPOは初値売りをすると儲かることが多いですが、その後の値動きは予測するのが難しいです。例えば、全研本社(7371)という銘柄を見てみましょう。

IPO 初値売り
IPO 初値売り

この銘柄も、初値で売却をした人は儲かっています。しかし、その後に急落していますね。初値売りのチャンスを逃した人は、今でも損をしている状態です。このように、初値をつけた後の値動きは、どうなるかわかりません。毎日のように高値を更新するものもあれば、全研本社のようにすごい勢いで値下がりするものもあります。

経験豊富な人であれば、自分の勘に従って取引をすることもできるかもしれませんが、投資初心者にとっては難易度が高いように感じます。後から考えると、初値売りした方がよかったのか、しない方がよかったのか分かりますが、それはあくまで結果を見て分かることです。

IPOは何度もチャンスがあるものではありません。何回も抽選に参加してやっともらえるかどうかの、とても貴重なものです。ですから、こういうチャンスで確実に利益を出すためには、確実性の高い初値売りがおすすめです。

■まとめ

以上、IPOの初値売りについてお伝えしました。

・IPOの初値売りとは、最初についた値段で売ること
・IPOは初値売りをするとかなりの確率で儲かる
・IPOは初値売りをしないと、その後の値動き次第で損をする可能性が高くなる
・IPOで堅実に利益を出したいなら、初値売りがおすすめ

こんな内容でした。何度も言いますが、IPOが当たるなんて、何回もあることではありません。当たったら本当にラッキーです。投資家としては、このチャンスを絶対に逃してはいけません。なんとしても儲けましょう。そのためには、初値売りがベストな選択肢だと思います。

では以上です。ここまで読んできただきありがとうございました。

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