IPOの初値売りが可能な時間は？確実に利益を出すために初値で売却しよう

IPOに当選した場合は初値売りで利益を出すのが有名な投資方法です。

多くの人は寄り付きの初値で売り抜けて確実に利益を確定します。

抽選に当選した場合、初値売りで高確率で利益を出すことができますが、確実に売り注文を発注しなければなりません。

初値売りの注文を出すのにベストな時間、注文を出すのが可能な時間はいつなのでしょうか。

今回はIPOの初値売りで確実に利益を出す方法について、注文の時間などを踏まえて解説していきます。

どうぞご覧ください。

 IPOの初値売りについて

初値売りは当選して公募価格で購入した銘柄を、寄り付き時の初値で売ることです。

IPO投資のセオリーとも言える売り方で、プロの投資家も初心者も初値で売る人が多いです。

IPOは上場日初日は株価が大きく乱高下します。

大幅に上昇してストップ高付近まで到達するかと思いきや、突如大量の売り注文が降ってきて連続売り気配になることもしばしばあります。

初値で売らずに保持していると、株価の乱高下による精神的ストレスを味わうことにもなります。

最悪の場合、売却のタイミングを逃し公募価格まで下がってしまう可能性もあるのです。

また、一旦高値をつけて下落した場合、どうしてもその高値で売りたいと思ってしまいます。

一度高値を見てしまうと、それだけで損した気分になり的確な判断ができなくなってしまうのです。

例えば公募価格1500円、初値1800円の銘柄で、寄り付いてから2000円まで一時的に上昇した場合を考えます。

一度2000円という高値を見てしまった以上、1800円では売る気がなくなってしまいます。

再度上昇を期待して保持し続け、結果1500円まで下がってやっと諦めるといったケースも起こり得ます。

初値売りであれば、売るタイミングが確実に決まっているので、このような局面になることはありません。

一旦利益確定ができるので、再度買い戻すにしても冷静に対処が可能になります。

一方で、中には初値売りしない方が良い銘柄もあります。

上場日に寄り付いてから一気にストップ高、翌日も翌々日もグイグイ上昇して、初値から数倍になる銘柄も存在するのです。

しかし、株価は上昇するか下落するかは確実に予想できないため、あれこれ考えても仕方ありません。

初値売りと言う確実に利益を出せるチャンスを手にした以上、一旦は利益確定を行った方が良いでしょう。

各証券会社のIPOの初値売りが可能な時間は？

初値売りの注文を出すことが可能になる時間は、証券会社ごとに異なります。

代表的な証券会社の発注可能時間を見ていきましょう。

上場日の前営業日から注文が可能な証券会社がほとんどですが、おすすめの発注タイミングは上場日当日の朝9時前です。

なぜなら、早めに注文を出す必要はありませんし、営業日の概念だとややこしくて注文をミスする場合があるからです。

例えばSBI証券だと、「上場日の前営業日の翌日」とあります。

月曜日が上場日の場合、前営業日が金曜日で、その翌日は土曜日と、非常にややこしいです。

無理に発注可能時間と同時に注文する必要は全くありません。

これでもし間違えて注文してしまい、当日売れたと思ったら売れていなかったとなると、せっかくの利益が亡くなってしまう恐れがあります。

シンプルに当日の朝8時から気配値状況を眺めつつ、注文を出すのがベストでしょう。

初値で確実に売り抜ける方法と注意点

朝に成行注文を発注する

初値売りする場合は成行注文がおすすめです。

指値注文の場合、自分が注文した指値まで株価が上がらない場合があるからです。

成行注文であれば、すぐに売れるため特にリスクもなく初値売りが可能です。

当日寄り付かないときは、翌営業日に再注文する

人気の銘柄は買い注文が多すぎて、上場日に初値がつかない場合があります。

この上場初日に初値がつかない場合は注意が必要になるケースがあります。

上場日の朝に発注した成行注文が当日注文になっていると、その注文はその日限りのものであるため、取り消されてしまいます。

翌営業日に再注文が必要となるので忘れないようにしましょう。

上場初日に初値がつかないような人気銘柄は、大幅な初値高騰が期待できます。

そんな状況で注文を忘れてしまったとなると、勿体無いので確実に朝に注文確認を行いましょう。

まとめ

今回はIPOを初値売りする際の時間についてご紹介しました。

もし当選したのなら、初値売りで高確率で利益を出すことが可能です。

当日の朝9時までに注文を出して、利益確定を行いましょう。

寄り付いてからそのまま上昇していく銘柄もありますが、初値売りは確実に利益を出せる機会の一つです。

一旦は利益確定を行い、その後も上昇していく見込みがあるのであれば、また買い戻せば良いでしょう。