【初心者必見】IPOのスケジュールはどう読む?証券用語や役立つ知識を解説

通常の株式投資よりも価格の大きな上昇が期待できるIPO投資をやる上で重要になってくるのが「IPOのスケジュール」です。

IPOのスケジュールには様々な専門用語が散りばめられていますので、事前に勉強しておく必要があります。

今回はIPOのスケジュールにまつわる専門用語を解説しながら、2021年のIPOスケジュールを実際に見ていきましょう。

IPO投資初心者の方はIPOのスケジュールが分かるような記事となっていますので、ご参考くださいませ。

IPOのスケジュールにまつわる専門用語を解説

IPOのスケジュールにまつわる専門用語を解説

まずはIPO投資の大まかな流れについておさらいします。

IPO投資の大まかな流れ
IPO投資は以下のスケジュールで進行します。
1.上場承認
2.仮条件の決定
3.ブックビルディング期間
4.公募価格(発行価格)の決定
5.抽選
6.抽選結果発表
7.購入意思表示期間
8.補欠当選や約定
9.上場

この中でもIPOのスケジュールに記載されている「仮条件」、「ブックビルディング期間」、「公募価格」、「購入意思表示期間」について詳しく紹介します。

仮条件

仮条件とは公募価格の参考となる価格として証券会社が提示する価格となります。仮条件:1,900円~1,920円といった具合に上限と下限が設定されていますので、この価格を参考にして自分がいくらで購入する意思があるのかを考えておきましょう。

ブックビルディング期間

ブックビルディングとは公募価格を決めるために多くの投資家から提案された仮条件や需要など様々な要素を元に証券会社が公募価格を決定することです。

ブックビルディング期間とは「自分が仮条件に対してどのくらいで何株購入する意思があるのか」を申し込む期間かつ抽選への参加となります。

ブックビルディングに申し込むことが可能な条件としては各証券会社によって異なり、「IPOの主幹事になっていないと参加できない」、「一定期間の取引履歴がある」といったものもあれば、特に条件もなくブックビルディングに申し込めるのもあります。

そのため、自分がIPOに参加する際に使用する証券会社の条件を先に確認しておきましょう。

公募価格

公募価格とは多くの投資家に株主を集める際の価格となり、発行されたものを公募価格とし、売り出しの際は売出価格となります。

購入意思表示期間

ブックビルディング期間が終了し、当選もしくは補欠当選した場合は実際に購入するか辞退するのかを選択します。

この期間を過ぎても購入をしない場合、当選が無効となってしまう点に注意しましょう。

2021年7月のIPOのスケジュールを見て実際に確認してみよう

IPOのスケジュールを理解するのに必要な用語が分かったところで早速2021年7月のIPOのスケジュールを見てみましょう。

上場前のIPOのスケジュール

上場日 評価 証券コード 銘柄名 ブックビルディング期間 購入期間 仮条件・公募価格 ステータス
7/30 (金) D 6227

 

AIメカテック 7/12 (月)~7/16 (金) 7/20 (火)~7/27 (火) 仮条件:1,900円~1,920円 BB期間中
7/29 (木) 9240 デリバリーコンサルティング 7/12 (月)~7/16 (金) 7/20 (火)~7/27 (火) 仮条件:850円~950円 BB期間中
7/28 (水) A 4075 ブレインズテクノロジー 7/9 (金)~7/15 (木) 7/19 (月)~7/26 (月) 仮条件:1,630円~1,780円 BB期間中

(2021年7月14日時点)

多くのIPOスケジュールは上記の様な表となっていることが多いです。この中から自分に必要な情報をしっかり確認しながら購入に移りましょう。

上場済

上場日 評価 証券コード 銘柄名 公募価格 初値 騰落率(倍率) ステータス
7/8 (木) B 7792 コラントッテ 1,100円 1,385円 25.91%(1.26倍) 上場済
7/6 (火) B 7376 BCC 1,300円 3,350円 157.69%(2.58倍) 上場済

(2021年7月14日時点)

上場済となった場合、ブックビルディング期間や購入期間といった項目がなくなり、公募価格や初値、騰落率(倍率)が追加された形となります。

IPOは終了しましたが、今後の株式投資に役立つ情報となるので、こちらも要チェックな情報です。

IPOの詳しいスケジュールについてはこちらを参照

IPOにおすすめの証券会社の選び方

IPOのスケジュールは要チェック!忘れないように確認はこまめにしよう

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今回はIPOのスケジュールの見方について紹介しました。

IPOのスケジュールは証券用語が多く使われているため初心者にとって分かりずらいものかもしれません。

しかし、IPOのスケジュールをしっかり把握していないと購入の申し込みに遅れてしまう事や自分が申し込みたいIPOを見逃す事にもつながってしまうでしょう。

IPOのスケジュールをきちんと理解してIPO投資にのぞみましょう。

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