IPOに応募していて全然当選しないけどどれくらいの確率があるんだろうと疑問に思いませんか?
実際応募してみるとほとんど当選することはありません。
それは当選確率はかなり低いからです。
結論からいうと当選確率は1〜2%あればいいといわれています。
IPOは上場されると初値が高くなることで人気です。
この記事では当選確率に対して当選させるために行いたい対策について解説していきます。
目次
IPOが当選確率はどれくらい?楽天証券のデータを使って解説
抽選に参加してはいるけど当選したことがないという人はかなり多いでしょう。
それはそもそもが当選確率が低いからです。
当選確率は1〜2%と高い壁があります。
100人応募すれば1〜2人しか当選しないのがIPOの抽選です。
当選確率は楽天証券の1社のみの公開で他の証券会社は非公開となっています。
楽天証券のデータ1社のみなので正確な統計データはありません。
それでもそのデータを見ればどれくらい全体の当選確率が低いかは分かるでしょう。
楽天証券のデータを参考にして人気銘柄と倍率が低い銘柄ををみていきます。
上場日 | 銘柄名 | 当選倍率 | 当選確率 |
4/5 | オキサイド | 492倍 | 0.20% |
3/30 | Appear | 134倍 | 0.75% |
3/19 | ココナラ | 558倍 | 0.18% |
3/16 | ウイングアーク1st | 24倍 | 4.17% |
2/18 | アクシージア | 74倍 | 1.35% |
楽天証券で2020年に行われたIPOの結果です。
先程説明した確率よりも低いですよね。
楽天銀行はIPO案件数が少ないのに口座開設数が多いためこのように集中して倍率が上がってしまいます。
証券会社によって口座開設数や取扱IPOの数が違うので抽選確率や抽選倍率は違うことを理解しておきましょう。
IPOの当選確率を上げるコツを6つ解説
IPOの抽選に数多く参加しているとなんか当選する方法はないのかなと考えますよね。
しかし、必ず当選する方法というのはないためどうしても心が折れて抽選に参加するのをやめてしまうかもしれません。
必ず当選する方法はありませんが抽選で当選しやすいといわれている方法はあります。
その方法について解説をしていきます。
証券口座を複数開設して資金を分散入金して抽選に参加する
IPOの応募をする時は複数の証券口座を開いておくことが必須になります。
なぜかというと1つの証券会社では1人1票の平等抽選ではありますが複数口座を持っていれば取扱があれば複数の票を入れることができるからです。
1票だけなら1つしか当選する可能性はありませんが複数口座があればその分だけ確率と当選を狙うことができます。
デメリットとして資金入金が必要な場合は抽選前から単元株分資金が拘束されてしまうことです。
もしお金に余裕がない場合は抽選の時点でお金が発生しない証券会社で口座を作って応募することをおすすめしておきます。
口数比例方式での抽選には参加しない
口数比例抽選方式を聞いたことはあるでしょうか。
この方法で抽選に参加してしまうと株の購入数で有利になってしまうため私達一般人には向いていない方法です。
逆に平等抽選という方式もあるのでそっちの方で勝負してみてください。
平等抽選は運任せではありますが万人に平等に当選機会があります。
試行回数を重ねて当選を狙って諦めないようにしましょう。
抽選に資金を必要としない証券会社を混ぜて抽選回数を稼ぐ
複数口座を持っていてもほとんどの証券口座は資金の入金が必要になります。
入れていないと抽選に参加することはできません。
ネット証券の一部の会社では抽選の際に資金を用意しなくてもいいところもあります。
このような会社では抽選参加に資金を用意せずに当選が決まった時点で公募価格で入金する形です。
資金を用意をしなくても抽選に参加することができるメリットは何より複数の抽選に参加ができるので試行回数を重ねやすいことです。
それでいてデメリットは全くというほどありません。
抽選に資金が不要な証券会社を挙げておきます。
- 野村証券
- 岡三オンライン証券
- 松井証券
- SBIネオトレード証券
- DMM.com株
この5つの証券会社は気軽に証券口座を開くことができるいい会社です。
資金が必要がないということで口座開設をおすすめします。
主幹事証券会社は他証券会社よりも割り当てが多いため当選しやすい
IPOを行う場合IPOの販売と管理を幹事証券会社が行います。
その幹事達をまとめるのが主幹事証券会社です。
この主幹事証券会社はIPOの取扱口数の8割を販売できるという特権があります。
株数自体が多いので必然的に抽選に当たりやすくなります。
商品を置いてある個数が多ければ多くの人の手に届くのと同じです。
デメリットとしてどうしても口座開設数が多くなるため倍率が高くなる傾向があります。
当選確率が上がるならそんなことは気にしないという人は証券会社を選ぶ際は主幹事証券会社の実績が多い会社の口座は開いておくようにしましょう。
主幹事上位実績証券会社は以下の通りです。
- SBI証券
- マネックス証券
- 野村証券
- SMBC日興証券
この証券口座を持っておけばそこそこ当選しやすいといわれています。
必ず口座を開いておくようにしましょう。
IPO取扱実績が多い証券会社で抽選を行う
IPO取扱実績がある証券会社は抽選で有利になります。
なぜかというと株の数だけ抽選を行っているからです。
1人1票というのは全銘柄でというわけではありません。
1つ1つの銘柄に対して参加することができます。
実績が多いということはその分株も多いということです。
その株に1つ1つ抽選に参加することができるので当選する確率は上がります。
IPOの取扱実績が多い証券会社を表にまとめておきます。
このデータは2020年のIPOを行った各社の実績です。
証券会社名 | 実績数 |
SBI証券 | 85件 |
マネックス証券 | 50件 |
松井証券 | 18件 |
野村証券 | 41件 |
岡三オンライン証券 | 39件 |
楽天証券 | 38件 |
SMBC日興証券 | 52件 |
SBIネオモバイル証券 | 11件 |
auカブコム証券 | 19件 |
IPO取扱実績は以上の通りです。
実績が多い証券会社には口座開設することをおすすめします。
口座開設数が少ない証券会社で抽選を行う
大体当選可能性を下げてしまうというのは実績が少ないことや口座開設数が多く倍率が上がってしまう場合が多いです。
IPOを応募する上で有利になるのは比較的IPO取扱実績があり、口座開設数が多くない証券会社だといわれています。
口座開設数が少ない証券会社を使うメリットは倍率が他の会社よりも下がるということです。
IPOに応募できる権利があるのはその会社の口座を開いていれば平等にあります。
口座開設数が少ないということは応募する人の数も少ないです。
そのため抽選倍率が下がります。
口座開設数が少ない証券会社を選ぶデメリットはIPO取扱実績がどうしても少なくなってしまうことです。
それでも倍率が下がることで当選確率を上げることができます。
口座開設数を調べて少ないようなら口座開設をしてみましょう。
まとめ
今回の記事ではIPOの当選確率について解説をしてきました。
IPOの当選確率は大体1〜2%といわれています。
明確なデータは楽天証券以外は公開されていません。
そのデータを見てもかなり少ないことが分かります。
では当選することはできないのか。
そんなことはありません。
当選に近づくために対策するとしたら以下の6つのことです。
- 複数の証券会社の口座を開き、資金を分散して抽選に参加をする。
- 口数比例方式での抽選には参加をしない。
- 抽選に資金を必要としない証券会社を混ぜる。
- 主幹事証券会社での抽選に参加する。
- IPO実績の多い証券会社で抽選を行う。
- 口座開設数が少ない証券会社の口座を開設する。
このことが必要になります。
当選が遠のいてしまっている人はこの逆のことをやってしまっているので気づいた時にこの方法を試してみましょう。
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