IPO投資をするに当たって、上場の多い月、すなわちIPOラッシュの時期や少ない月について意識してIPO投資をしていますか?
上場において多い月と少ない月が存在するため、時期を見極めてメリハリのある投資をすることで成功へ繋がります
当記事ではIPOの多い月、少ない月がいつかなのかを紹介しつつ、どのように立ち回っていくべきなのかを解説していきます。
どうぞご覧ください。
目次
IPOの上場について
IPOは株式投資の一つの投資方法でありながらも、ローリスクでハイリターンを得られる可能性の高い、数少ない投資方法の一つです。
とはいえ、いくらチャレンジしたくても上場銘柄がない限りは売買ができません。
したがって、上場の多い月と少ない月を把握し準備することが大切です。
ここでは上場の多い月や少ない月についてご紹介していきます。
上場が多い月と少ない月
IPOが多い月は3月、6月、9月、12月となっています。
特に12月は例年多く、2020年は26社もの銘柄が上場しました。
逆に少ない月は1月、2月、5月、8月、11月となっています。
2020年においては1月が0社、2月が3社とかなり少ない銘柄数でした。
なぜ偏りが出てしまうのか
IPOは例年多い月と少ない月に偏りの傾向があります。
なぜ偏ってしまうのでしょうか。
それは決算の時期が関係しているためです。
IPOの上場には基本的に審査が数ヶ月かかります。
審査の際に最も直近の決算結果が対象としてみられるため、最新の決算が発表される前に上場した方が、早く上場が可能になります。
このような理由により、たくさんの企業が最高のタイミングで上場しようと試みるため、偏りが発生するのです。
IPO上場が多い月に向けて準備できること
上場が多い月、少ない月がわかったところで時期に合わせて準備をしていきましょう。
ここではどのような準備ができるか3つほど解説していきます。
それぞれ見ていきましょう。
多くの口座を開設しておく
ラッシュの時期は当選を狙うために抽選機会を増やすことが大切です。
そのためには多くの口座を開設しておいた方が良いでしょう。
たくさんの口座から申し込むことで抽選回数が増え、当選確率アップにつながります。
あなたの現状の開設口座が少ない場合は他にも口座を開設しておいた方が良いでしょう。
ラッシュ時期の申し込みが増える前に行動した方が良いです。
口座開設は意外に時間がかかるものですので、申し込みに間に合わず機会損失になってしまうこともあるためです。
何事も余裕を持って動き出したほうが良いでしょう。
資金を用意しておく
多くの証券会社では銘柄を最低でも100株買えるだけの資金がないと、抽選に参加することができません。
中には抽選資金不要の証券会社もありますが、いずれにせよ資金がないと購入できないため、可能な限り資金は用意しておいた方が良いでしょう。
可能性は低いですが、ラッシュ時期に複数銘柄当選した場合、予想以上に資金が必要になるケースもあります。
そのような場合に備えて、自分の持ち株を売却して資金にしたり、IPO用に貯金を一時的に入金した方が良いケースもあります。
IPOが少ない月はセカンダリーのチャンスもあり
ラッシュ時期に集中しようと目が行きがちですが、上場が少ない時期はセカンダリーのチャンスがあります。
上場が少ない時期に優良企業が上場すると、久々の上場銘柄ということで多くの投資家に注目されます。
それにより初値をつけてから株価が高騰するケースもあるのです。
ラッシュ時期だとあれこれ見ておく必要がありますが、閑散期には集中して銘柄を見ることが可能です。
ただし、閑散期でも高く寄りすぎた銘柄や、業績の悪い銘柄、成長性が高くないジャンルの事業を行う銘柄は寄り付いてから下がってしまう傾向がありますので注意した方が良いでしょう。
今年からIPOラッシュに参加しよう
IPOは投資初心者の方にはあまり馴染みがないだけあって、ハードルが高いと思われがちです。
しかし、しっかり理解した上で取り組めば、ローリスクでハイリターンを得られる可能性が高い投資手法です。
セカンダリーの場合は少々リスクが大きいですが、当選の公募価格購入を狙うのであればかなり高い勝率を誇ります。
上場の多い月に集中して申し込みを行い、もし当選できれば一撃で大きな利益を得ることも可能です。
これを機にぜひ12月のIPOラッシュに参加してみましょう。
まとめ
IPOの上場が多い月や少ない月についてご紹介しました。
内容をおさらいしますと、上場が多い月はIPOが多い月は3月、6月、9月、12月、少ない月は1月、2月、5月、8月、11月となっています。
特に12月はラッシュ時期とも言われ、例年上場銘柄が多いです。
上場が多い月の1~2週間前あたりから申し込みで忙しくなるため、口座を作っておいたり、資金を用意したりと準備を進めておいた方が良いでしょう。
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